叩いたら痛いよ

ユウは最近「たたく」ことが多くなってきました。
嫌なこと、思い通りにいかないとたたいたりします。

歯みがきしたくない、晩御飯食べたくない、オモチャを貸したくない。
そんな時に無理にやらせようとすると手が出てきます。

ママにはやりません。怒られるとこが分かってるからかな。
パパはそんなに怒らないから「パパ、ダメ～。パパ、要らないよ」とかよく言います。
特に甘やかしてるつもりはないけど、確かに厳しくしかってはないです。

でも最近、本当に「たたく」というが増えてきたので、ここはしっかりしないと思って。

ある夕食中、毎度のことながらユウは食べながらフォークやディナーマットで遊んでます。
「ユウ、食べてる時は遊ばないよ」
「遊ぶよ！」
「ほら、こっち向いてご飯たべて」
「食べないよ」
と言ってパチっと手をたたいてきました。

ユウの顔をのぞきこんでまじめな（怖い）目で
「どうしてたたくの？」

ユウは至近距離での怖い目が嫌だったようで、パパの顔をパチっと叩きました。
「ユウ、叩いたら痛いよ！」
とちょっと大きめの声で言いました。

ユウはママの方を向いてワ～ンワ～ンと泣いて大粒の涙がドーっとこぼれました。

顔を叩く瞬間のユウの目から心の叫びが聞こえたような気がしまします。
「パパ、どうしてそんなに怒るの？怖いよ、どうしていいか分からないよ！分かんないよ～！」

ママは
「ユウが叩いたのが良くなかったよ。パパは何もしてないよね。ほら、パパにごめんなさい言ってね」となぐさめました。

ユウはちょっと泣きながら「パパ・・・、ごめんなしゃい」

「ユウ、叩いたらダメよ。嫌なこと、言いたいことあったら口に出して言わないとね。叩かれたら痛いもんね。パパはユウを絶対に叩かないよ。パパはユウが痛いの嫌だからね。」

ユウに大泣きされて本当に心が痛かったです。
でも悪いことをしたときはしっかりとしかれる親であることも大事なので、時には心を鬼にしないといけないですね。

しかった後は「じゃあ、もう叩かないよ、指きりしようね。指き～りげんまん・・・」とユウの大好きな指きりの歌でユウは元気な笑顔に戻りました。１度しかっただけで叩くをやめることはないと思うので、またしかることになると思います。また泣かれたら嫌ですけど、がんばります。

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