2015年4月2日

マイホーム(その2)


家探しの5つ目の条件として「プールはいらない」というのがありました。でも結局、買った家はプール付きです。

「プール付き」と言うとかなりお金持ち&大きな家を想像しがちですが、別に1億円の豪邸を買わなくてもオーストラリアにはプール付きの家はあります。プールも小さいの(軽く水浴び程度)から大きいものまで色々です。

プールは夏の暑い日はいいですが、涼しい日には使わないし、風が強い日に葉っぱがいっぱい飛んでくるし。掃除が大変です。水をきれいに保つ為に薬品(酸性、アルカリ性、カルシウム濃度)を冬場でも入れて調整しないといけない。水をきれいにするフィルターのパンプの電気代もバカにならない。

夏の楽しい日々がちょっと、あとは掃除にメインテナンスと大変なことの方が多いんです。2人の友達がプールを持っているので、そこにお世話になればいいかなと思ってたんですが・・・。

今、買った家が売りに出てたことは知ってました。
家を担当しているエージェントのPさんは学生時代にホームステイでお世話になったホストマザーの弟さんで今でも交流があり、ある意味で家族友達でした。

本来なら4週間ほどオープンニングをしてからオークションで売るはずだったんですが、人がそれほど見に来てなかったということでオークションはキャンセル。その後も売りに出てた物件。「家自体はいい家なんだけど、なにせ人が来ないから難しいなぁ〜」というPさんの話は聞いてました。

インターネットで中の写真や住所、家のサイズなど軽く見たんですが、プール付きというこでで全く興味なしでした。

「もしかしたらこの水曜に売れるもしれない」とPさんの話を聞いたその週に、お義母さんがどうしても一度見てみたいと言い出しました。Pさんに連絡すると「まだ売れてないよ、土曜日のオープンインスペクション(売却物件の内覧)やるからおいで」と言われ行ってきました。

値段は出せる範囲内、家自体はきれいにしてて土地も広い。今の家からバスで20分くらい、しかも本数少ない路線なのはお義母さんからするとマイナス。パっパーのチャリ通も今の家の倍近い距離、しかも坂がちょっと。プールはやっぱりマイナス。

「プールで家の価値は上がらんしね」というPさんの話。プールが無ければもっと早く売れてたかもしれないということです。

その日の夜、ママと色々話をしました。買うか買わないか。
全ての条件の揃った家に巡りあうのは難しい。競争も激しくて、値段は上がるばかり。その日のオープンも中国人、アフリカ系の家族連れが何組も来てました。

プールはあっても予算内で買えて、土地が広めで学校のゾーンに入っているんなら買った方がいいかもしれない。でも待てば他の物件が出てきて・・・、どうしよう。

エージェントが知り合いということもあって、ちょっとした情報を教えてくれるかもしれないということで、オファーをすることにしました。

「オファー」というのは「申し入れ」とでも訳すのかな。
「この家をこの値段だったら買います」とエージェントに書類を送ることです。

仮に他の人が自分たちよりも高い額を出していた場合、エージェントが「他にもっと高い額のオファーが出てます。これ以上に出せませんか?」と電話がくる。いくら出したら買えるのかは教えてくれません。

エージェントも売れた金額の何パーセントをもらえるということで、額をあげようと頑張ってきます。本当に他の人がもっと高い額でオファーしたかは本当なのかわかりません。「やばい、他にも買いたい人がやっぱりいるんだ。じゃあきついけどもうちょっと出そう!」ってのが狙いです。

それで一番高い金額に売り手が満足な額だったら、購入ということになります。
その3に続きます。

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