2017年11月20日

Tribunal に行って来ました(その2)


お友達の日本人家族のアパートの揉め事でTribunal に行くことになって。エージェントの書類もメールできて、それに対抗する書類作成です。

結局のところ、エージェントが本当に使った電気&ガスの量が分からないにも関わらず、「日割り計算」でやってるのでこっちは納得がいかずで。それを「証拠もないのに平均とかいろんな計算されても困ります」って感じのレポートみたいなのを8ページ近く書いてみました。

こっちの大学でやったレポートの課題が役に立ちました。プログラマーとしての論理的に物を考える思考もです。まあでも「常識」で考えて、住んでないときや水道が壊れて止まらなくなって垂れ流された分を払うこと自体が「非常識」だと思いました。それさえ証明できれば、こちらから払うものは何もないはずです。裁判沙汰になったとこで別に長引くこともないし、さっさと終わるかな?と思ってたんですが・・・。

Tribunal ですが、2時間ほど部屋が予約してあって、エージェントとアパートを借りてた友人、仲裁人、通訳がいます。パっパーが通訳&サポートとしてできなくはないのですが、通訳は無料で付けれるとのことでそこはお願いしました。

その2時間は話し合いで解決できるように仲裁人が司会みたく話を進めます。話すことは3つあって
  1. 請求書が借り始めた日より前の日が含まれ超過料金を請求された
  2. お湯の蛇口が壊れて3日以上お湯が無駄になった時のガスの請求はどうなるか
  3. 契約が切れるまでと最後の請求書の間の23日間分のガスの超過料金
1ですが、こっちのいい分としては「日割りで勝手に計算してされても本当に使った分の量は分からない」と押したかのですが、仲裁人から「契約の初日にガス会社がメーターを読みに来ることはなく、使用量の証明はできない。どうしても日割り計算でやらざるをえない」と言われてしまいました。つまりは「分からないから日割りで出すのがオーストラリアのtribunal では標準的なこと」でした。こっちの「証拠もないから払う必要もない」とはならないらしいです。これにはこちらとしてはかなりガッカリでした。まあそこは何もできないので払った分の$58は戻らずで。

2ですが、これも「日割り計算」でエージェントやってて、垂れ流しがあった3日分は差し引く形になってました。仲裁人も「まあお湯がちょっと止まらずにちょっと漏れる分には・・・」と話がなりかけて、そこはパっパーが「いや、ちょっとがなくて、蛇口いっぱいひねった感じで出てました」と反論。エージェント側はこの件に関して$116要求してて、当日では「もうちょっと考えて$85で」とか言ってて。こっちはびた一文払う気もないのに。そこで仲裁人は「前回の超過が$44で今回が$116はあまりにも差がありすぎ。なれ流しされたガスの量がかなり関係してるだろうからその3ヶ月の日割り計算は使えない」と言うことで、前回の請求書の超過分を日割り計算して、それをその3ヶ月分に同じ超過をしたとして、それで$40くらいとなりました。納得はいかないですが、超過が全くないとも言い切れないので、それはしょうがないかなと。

3ですが、使った分は払うしかないので請求通りに$28払うしかないと思ってたんですが、ここで「日割り計算」が味方してくれました。エージェントはガスのメーターの写真を撮って独自に計算してその額を出したわけです。計算自体はガス会社と同じやり方なので文句はつけられません。でも仲裁人から「どうして23日間で$28になるのか?日割り計算してその額になったのか?」とエージェントは聞かれてました。「それじゃあその3ヶ月分の請求書はあるのか?」って話にもなって。エージェントは事務所に電話して最近届いていたガスの請求書は$195.20 だったとわかる。その額からすると3ヶ月分の超過は20セントだけ。「それなら超過を払わせるのはおかしい」と仲裁人が決めて、その分の支払いは無しとなりました。ちょうど次に入った人がそこまでガスを使ってなくて助かりました。23日分の計算ではマジで払わないといけない状態だったんで。ちなみにアパートを出てTribunal になるまで2ヶ月ちょっと時間がかかったのでイライラはあったんですが、長引いたおかげで次の請求書が届きこの分の支払いはなしになりました。

最終的には1の$58はダメもとだったし、既に払ってたからいいとして。2の$40。でも3で$28が差し引かれてこっちが払うのはたったの$12でした。勝ち負けを言うならこっちの勝ちです。圧勝じゃないですけど、エージェントは「クソ〜」って思ってるはずです。

エージェントはTibunal の申請に$72とか払ってますし、請求的には全部で$144くらいだったのですが、帰ってきたのは$12でした。

ここで学んだことですが、「日割り計算が使われるのはしょうがない」ってことです。常識的にそれはないだろと思うんですが、これがオーストラリアのシステムなので何もできないです。あと、ガスの超過料金ですが「洗濯機にもお湯が使われてた」ことが原因だったかもしれません。自分の家なら冷水で洗ってるってわかるのですが、アパートは冷水&お湯がつなげてあってバリバリお湯で洗ってたわけです。それを知ってたらお湯の方を手で止めて冷水だけでやることもできたかもしれませんね。

あとは「泣き寝入りはよくないな」と。エージェントの対応もかなり足元をみて弱みに漬け込んでテキトーにやってる感じです。嫌な思いをして帰った日本人もたくさんいるはずです。「そんな弱い日本人ばかりじゃないんだぜ、こんニャロ〜!」ってのはエージェントに証明できたとは思います。そうは言っても奴らはまたやるでしょう。そこに日本人の人が住みたくないって思わせるようなレビューでも書くのが次の仕事かなと思いました。

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