ユウ、弁当残すってダメよ（その２）

弁当を残さないって約束したユウですが、１週間後に残して帰ってきました。

「全部食べたよ」と本人がいうのを全く信じ込んで、次の日の朝に実は弁当のおにぎり１個、野菜がちょっと残ってるのにママが気づきました。

朝からママの雷が落ちたのは言うまでもなく・・・。パっパーも「ユウ、前に言ったばかりよね。弁当残したら晩御飯ないよ。だから今夜は晩御飯ないよ」と厳しく言って仕事に行きました。

その日は木曜でユウは放課後も学校が子供を見てくれる（有料サービス）日で、パっパーが仕事から帰ってハルと車で迎えに行きました。ユウはいつもながら楽しそうに遊んでいて、「じゃあ、帰ろっか。先生や友達にバイバイ言って、カバン取りに行こう。あ、でも今朝怒られたの覚えてるよね？」「え？全然覚えてないよ」とユウ。遊びに夢中で忘れてたのか、知らないふりをしてるのか、それはわかりませんでした。

「ほら、帰ったら晩御飯ないから、今食べれるもの食べたほうがいいよ」とユウに言うと、ユウはそこにあったスイカをふた切れつまんで帰る前に食べました。家に帰ってユウのシャワーしつつまた「ユウ、なんで怒られたか分かってるよね？」「え？何が？あ、弁当のこと。でも今日は全部食べたよ」

シャワー終わって、御機嫌ななめのママが夕食の支度。パっパーはユウの宿題（英語の音読）の手伝い。「ユウ、分かってるよね。今夜は晩御飯ないからね」とママ。ユウはそこまで気にしてる様子もなく・・・。で、夕食の準備完了で「じゃあ、ハルだけ食べようね。ユウのはないから」そこでユウも本当にご飯がないと気づいた様子。「なんで、なんで」「お腹空いたよ〜」の連発です。

ママも「もうそろそろいいんじゃない？ご飯あげようよ」とボソッとパっパーに。弱気というか、優しすぎです。パっパーは「いや、ダメよ。弁当残したら晩御飯ないって言ったよね。しかも昨日は全部食べたって嘘つくし。約束守れないし、嘘はつくし。それは絶対にダメ。今夜は晩御飯あげないよ」とわざとユウにも聞こえるようにいいました。

ユウは大泣きして、部屋の片隅に行ってゴロゴロしてハルとパッパーが食べてるのを見ています。「お腹空いた！ご飯食べたい！」と泣きます。「パパ、悪い！もう一緒に遊ばない！」「もうパパのこと好きじゃない！」と色々と言ってます。あまりにごちゃごちゃうるさいので「ユウ、もうパパが悪いとか聞きたくないよ。ユウが悪いんよ。これ以上行ったら今からもうベッドに行って寝てもらうからね！」と静かな口調でいいました。

ママの方に言って小声で「ハルが終わったらちょっとあげたらいいよね」とパっパーは言いました。さすがに夕食を食べさせずに寝せるような虐待に近いようなことはしたくありません。でも夕食前の普通な態度がちょっと気に入らなかったいうか、ちょっとは「本当にご飯が出てこない」っていうのを味あわせないといけないと思いました。

パっパー的には小さな茶碗にご飯とおかずを少々で「今回は許すけど・・・」としたかったのですが、ママがいつもどおりの量をあげたいということで。でも夕食後に「分かった、ユウ。今度やったら本当にないからね。もうこれが最後よ」と言って聞かせました。

まあしばらくは残すことはないと思います。ユウもこれに懲りて食べるだろうし。あとママも１０分のランチに食べない弁当作る時間がもったいないとのことで「ユウ、どうせ弁当食べないからはこれからはずっとおにぎり２個しかつくらないからね！」ってことになりました。あ〜あ、日本の給食があればこんな問題もないし、栄養のあるランチが食べられて、感謝の気持ちも教えることができるのに・・・。

いつか短期でも日本の小学校にいれないとなと思いました。

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