お義母さんの作った肉餅(ミンチの蒸し物)を作る意味がないと言ったママです。その意味とは・・・。
肉餅、お義母さんの作る料理の中でも一番美味しいものです。日本のハンバーグのミンチに味付けをしてアルミやステンレス製のお皿に入れて蒸す料理です。豚ミンチの量が多めなのかジューシーでご飯に合います。中に甘辛の漬物を刻んで入れる、アヒルの卵の塩漬けを入れるなどいろんな味付けができます。
ユウも大好きですし、パっパーも好きです。ご飯好きのお義父さんにもいいですし、ママも好きです。そんな人気料理ですが、直径20センチの円形、厚さ3センチと大人4人で食べるには全然足りないサイズです。しかも他の料理がスープとご飯だけ。ママが「足りない」と怒るのも当然です。
でも人気の肉餅ですが、いざ食卓に上がると誰も手をつけません。みんな知ってるんです、みんなが好きなこと。だから全然食べようとしないんです。
まずはお義母さんがスプーンでとってユウにあげます。5歳のユウは普通に食べます。お義母さんは自分でほんの一口分だけ自分のご飯の茶碗に入れてご飯と食べました。お義父さんは野菜炒めとご飯で既におかわり、肉餅には一切手をつけず。
お義父さんがパッパーに「肉餅をもっと食べて」と言ってるのが分かりました。パッパーは笑顔を返しますが、肉餅に手はつけません。お義母さんがユウに何か言って、ユウが「パっパー、お肉食べてね」と言ってきました。
パっパーは「他の人が手を出さないものを自分だけパクパク食べるようなことはしない」ので絶対に手を出しません。お義母さんが作った料理の一品に全く手をつけないのはかなり失礼ですが、他の人が食べないのだからしょうがないです。
お義母さんもママから「自分が食べないからパっパーが食べないんでしょ!」って何度も言われ続けてるのですが、この「変な遠慮」は全く改善される様子もありません。
結局、肉餅の95%は手をつけられずで、40%はパッパーの弁当へ。その残りは次の次の日の弁当になりました。だからママは「作る意味がない!」と怒ってるんです。
そんな人気なメニューだったら多めに作るとか、他のおかずを増やすとか普通なら考えられるとこですが、お義母さんにはそういう考えはないようです。ママに怒られるまで野菜炒めも作りませんでしたし。野菜炒めで3品目を作ったとしてもメインの肉餅を誰も食べないのだから「無いのと一緒」なわけで。
中国人の知り合いと外食するときには「量が足りないと失礼だから」と食べきれない量(余ってお持ち帰り)を注文するのに、家の家族に作るときには「娘に足りない」と怒られる。国民性なのか、ケチケチしてるのか、B型だからなのか、そこは全くわからんです。
あ〜あ、ママの美味しい手料理が食べたいなぁ〜。でもお義父さんがいる間はお義母さんの料理がほとんどなので・・・、我慢です。
2 コメント on "遠慮だらけの夕食(その2)"
アニーと申します。
皆遠慮しちゃうんですね。
おいしいからもっとたくさん作ってーって伝えないとですね(笑)
光景が目に浮かぶようで面白かったです。
アニーさん。コメントありがとうございます。家族で早いもの勝ちの取り合いくらいした方が気持ちいいんですけど、微妙な「遠慮」の空気がどうも困ります。家族なんですけどね〜。
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